噛みしめ(食いしばり)でお悩みの方へ
~こんな心当たりはありませんか?~
・歯の詰めもの・被せもの治療を受けてから噛みしめ(食いしばり)をするようになった。
・噛み合わせのズレが前は気になってたけど数日〜1週間ほどで気にならなくなった。しかし、その後噛みしめ(食いしばり)をするようになった。
・噛み合わせが悪く、歯ぎしりもしている。
3つのうち1つでも心当たりのある方は、お顔を真正面から鏡で見てみてください。
眉間、鼻の先、顎の中心をつないだ線の延長が床と垂直になっているでしょうか。
もしかしたら顎の中心だけが左右のどちらかに歪んでいないでしょうか。
この顔の歪みに気づいた方は噛みしめ(食いしばり)の可能性のある方か、すでに噛みしめ(食いしばり)でお悩みの方かもしれません。
噛みしめ(食いしばり)に関わる複数の筋肉が縮んで硬くなり、左右の筋肉のアンバランスを起こして歪んでいるように見えていることがあります。
とくに噛んだときにこめかみ辺りが盛り上がる筋肉(側頭筋)の左右差は、筋肉のコリが強い方に下顎が引っ張られて顔が歪みやすいです。
今回は噛み合わせが悪くて起きた噛みしめ(食いしばり)について、私が経験した実例をご紹介します。
歯の被せものが噛みしめ(食いしばり)の原因に!?
私が高校生くらいの時に治療した左下奥歯の被せものが合わなくなったので替えることになりました。
自分の歯の型取りをしていただいて、後日出来上がった被せものを合わせていく(フィッティング)という流れです。
そもそもあなたの噛み合わせ位置は合っていますか?
フィッティングで噛み合わせてみると被せものが本来の自分の歯の高さよりも高い状態でした。
その状態を歯科医の先生とも確認して少しずつ削っていただきながらフィットさせていきました。
でも、何回噛み合わせても新しい被せものを装着している歯だけが「ベビーリーフの細い茎がはさまったかのように」高くて微妙に合いませんでした。
その小さな高さのズレは口の中で大きな違和感でした。
また、奥歯の形が臼(うす)のように面積があるため、その面積内のどこを削れば噛み合わせたときにフィットするのか判断が難しいところでした。
噛み合わせると、どうしても上下の奥歯が滑って本来圧がかかるところではないところにズレてしまいます。奥歯がズレるときにカクン、カクンって鳴るし、下顎も少し左にズレてしまいました。
その微妙なズレを調整していくのにかなり時間がかかって次のご予約枠の方の時間が迫ってきました。
歯科医の先生から、
今日はもう時間がないので、次回また続きを行います。
と伝えられ、この日はズレの調整が途中までとなり施術を終了しました。
噛み合わせがズレた状態から噛みしめ(食いしばり)に
この日の施術から日にちが経つごとに噛み合わせのズレ感は薄らいでいきました。
1週間後には噛み合わせてもズレ感が全くなくなってました。
そのかわり、朝、噛みしめ(食いしばり)をしていることに気づくようになりました。
噛み合わせがズレていると無意識にバランスを取ろうとして噛みしめ(食いしばり)や歯ぎしりをすることがあります。
このときの私はまさにこの状態でした!Σ(゚□゚;)
噛み合わせのズレ感がない(自覚がない)のと噛み合わせの位置が正しいかはまた別の話なのですね。
そもそも自分の噛み合わせ位置は正しいところにあるんだろうか・・・?
と、この時初めて疑問に思いました。
噛み合わせと顔全体の歪みの関係
噛み合わせのズレに慣れてくると、噛みやすい歯だけを使って噛んでいたり、被せものをした歯がほかと比べて高いままなのでその歯だけに負担がかかったりしてしまいます。
厄介なのは歯だけの問題ではないことです。
噛むときの力の入り方が左右で違うために顔の歪みも起きてしまうのです。
次回の歯科医院の予約日が迫っていたこともあり早めの対処が必要でした。
噛み合わせに関わる筋肉の疲労やコリ、顎の動き、顔の歪みをそのままにして歯の被せものの部分だけを合わせてしまうと、後から噛みしめ(食いしばり)症状にずっと悩まされることになると思ったからです。
そこで、香庵で行っている噛みしめ(食いしばり)のチェックをすると・・・
噛みしめに関わる筋肉も、
顔全体のバランスも、
下顎の動きも・・・・・・
全てが歪んでました~~~!Σ(>⌓<;)
というわけで、香庵の噛みしめ(食いしばり)の鍼灸治療を自分自身に行ってみました。
香庵の「噛みしめ(食いしばり)の鍼灸治療」では、噛みしめた時の筋肉の左右バランスと下顎の開閉時のブレや歪みを診ながら施術します。
施術後、噛みしめ状態をチェックすると顔の歪みや下顎の動きのブレが消えてました。
同時に歯科医院で感じた奥歯の噛み合わせがズレた状態に戻りました( ̄▽ ̄;)
これで数日後に迫っていた歯科医院でのフィッティングは、正しい噛み合わせをベースに受けられます!ε-(´∀`*)ホッ
噛みしめ(食いしばり)のリスクを減らそう
もちろん歯の治療は歯科医師の先生がその人に合った状態を診ながら調整してくださいます。
でも噛み合わせの感覚は、本人にしか分からない部分もありますよね。
歯科医院で被せものなど歯の治療時には、顔全体をはじめ顎にブレや歪みがない状態で正しい位置にフィッティングしてもらうと噛み合わせた時のお顔全体のバランスも整った状態にキープできるので良いのではないかと思いました。
噛みしめ(食いしばり)の原因はストレスや姿勢とも深い関係があると言われています。
姿勢と首や肩のコリは密接にかかわっていて、コリが強ければ強いほどからだにとってはストレスを感じやすくなります。
香庵では、噛みしめ(食いしばり)に関わっている多くの筋肉の疲労やコリも噛みしめ(食いしばり)を起こす原因になるという視点から鍼灸治療を行っています。
噛み合わせのズレが原因で起きる噛みしめ(食いしばり)も、やはり噛むことに関わっている多くの筋肉の疲労やコリが絡んでいることも分かりました。
今後はこのような視点も加えて噛みしめ(食いしばり)の鍼灸治療を行っていこうと思います。
本来のご自身にあった噛み合わせに整えることで噛みしめ(食いしばり)のリスクを減らしていくサポートができたら嬉しいですね!
五反田の鍼灸院 香庵(かのん)
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