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【術後ケア】世にも奇妙な鍼のお話!?手鍼療法の一例(五反田 鍼灸院)





このお話は「信じられない!」と感じる方がいらっしゃるかもしれないお話です…




ある手術を受けられたあと、術後のケアとリハビリのサポートのお問い合わせをいただいた方のお話ですが・・・




ご興味のある方だけお読みになってくださいね(ノ´∀`*)





術後ケアの不思議な治療例





術後、回復途中に様々な症状が現れる1つに、



右の薬指が曲げにくい、という症状のご相談を受けました。



右肘に1点、狙いを定めて鍼をすると…



ふにゃっと右の薬指が曲がるようになりました。







さらに右肘を伸ばすと痛い、という症状もありました。



右の薬指に1点、狙いを定めて鍼をすると、



右の肘を伸ばしても痛みがなくなりました。




薬指が曲げにくいから、と薬指に鍼をしても効かないんです。

同じように肘を伸ばすと痛いから、と肘に鍼をしても効かないんです。






薬指の症状に対して肘に、肘の症状に対して薬指に鍼することで改善することができました。






これも鍼治療ではあるのですが、解剖学的な理由ではなく、(書籍に記載されている)ツボを使ったわけでもなく、経絡的な診断などでは説明が付かない改善の仕方をしています。




実はこの治療方法、先日と1週間前と2回行っています。そして2回とも効果がありました。

再現性がある、ということなんだと思います。




ツボでも経絡でもない"からだのルール"がこの世にはある…((((;゚Д゚)))))))…らしいです(笑)




世にも奇妙な現象、としか言いようがないことが起こりました( ̄▽ ̄;)





この現象を起こすには、空間と物体の狭間を動かすチカラを少しだけ使うのがコツです( ´ ▽ ` )






世にも奇妙な鍼治療のカラクリ




すっごいすっごい怪しい話ですね〜

ホンマかいな!?

あり得なさそうな話でしょう?(笑)






でも、多分、皆さんこのベースになる考え方は知ってるはずなんです。





それは、足ツボ!ヽ(*^ω^*)





足の裏のココを押すと内臓の何処が疲れてる、とか、聞いたことあると思います(o^^o)




全身を足の裏に投影して(イメージして・当てはめて)施術をする、という考え方なんですね!




実は今回の奇妙な鍼治療(笑)は、全身を「手」に投影して行いました。




この"からだのルール"では、薬指は右腕を表すもの、とされています。




鍼灸院で行う治療方法としては特殊なので、体験された方は少ないかもしれませんね。




いつでも誰にでも当てはまるわけではない治療方法です。




でも、手術を受けられた方の術後のケアでは適用するケースが多いです。




1カ所の手術の痕が全身のバランスに影響して不調を起こしていることが条件になります。






世にも奇妙な鍼治療だからこそ~情報がほぼゼロ!






今回ご紹介した鍼灸治療は、かなりレアなケースだったかもしれませんね( ̄▽ ̄;)




香庵でも1年に数回行うかどうかという治療方法です。




一般的にはこの情報って何処にも載ってないんですよね…




なので、今回ご紹介してみました!(*´▽`*)




ふぅ~ん、こんな鍼灸治療もあるんだ~!(´・∀・`)




って、ちょっと不思議な鍼のお話を面白がってくださるマニアックな方がいらっしゃったらうれしいです!(笑)







鍼灸師の先生方へシェアします!





ここからは、鍼灸師の先生方へシェアする治療例の説明となります。

専門用語などバンバン出てきます(笑)

興味のない方はスルーしてくださいね!




〜鍼灸師の先生方へ〜



いつも香庵の記事をご覧いただきありがとうございます。

また、手鍼療法についてたまたま目に留まって記事をごらんいただいた先生もありがとうございます!





今回の記事では、東洋医学の根底を流れる東洋哲学における理論をベースに運用した治療例を掲載しました。



鍼灸治療では、脈診や腹診など、全身をからだの一部分に縮図として投影したり、鍼灸学生時代からお馴染みの「五行色体表」では人体の部位や働き、病気の原因などを五行に分類されていたりします。



診断・治療に応用されていらっしゃるのではないかと思います。



他にも、身体の各部位に全身を投影する治療システムは無数に存在していることをご存知の先生も多いのではないでしょうか。



耳鍼法、顔面鍼療法、鼻鍼療法、頭鍼療法、眼鍼療法、足の反射療法(リフレクソロジー)などなど。





今回の治療ケースでは手鍼療法を応用しました。

ツボの位置にこだわらず、ご本人の症状が現れている部位を優先して対応することで治療効果がハッキリ現れた興味深いケースでした。




また、薬指の鍼(肘が伸ばしにくい症状に対応)はパイオネックスを使いましたが、1時間後、再び肘が伸ばしにくい症状が現れました。



パイオネックスを取り除き、反応点を再検索すると、2mmほどツボの位置が動いていました。

新しく現れた反応点に再び鍼の刺激を行なったところ、肘を伸ばしても痛みがなくなりました。



たった数ミリの違いですが、からだが必要な刺激を選別していることがよく分かります。



その分、鍼灸師がピンポイントで刺激する位置を見つけるチカラが求められる手技なのではないかと感じました。




なかなかこうした治療例を掲載されてる記事が少ないように感じています。

(私の検索が下手っぴなのも関係あり!?笑)




そもそも、特殊な治療例かもしれないので記事にするほどではない、と感じられてる先生方もいらっしゃるのかな?とも思いますσ(^_^;)




でも、今回、あえて記事にしてみました!

お身体の不調にお悩みの皆さまを日頃サポートされている先生方とこの記事を通して何かシェアできましたらうれしいです!





 


五反田の鍼灸院 香庵(かのん)

東京都品川区大崎5-4-7ハイツ五反田203号

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